【CSPI-EXPO】キャタピラージャパンの建設機械遠隔操作技術「Catコマンドステーション」 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【CSPI-EXPO】キャタピラージャパンの建設機械遠隔操作技術「Catコマンドステーション」

 キャタピラージャパンは、建設機械の遠隔操作を可能にする「Catコマンドステーション」を2022年に販売を始める。リモートコントロールにより、作業が難しい現場や人が立ち入ることが難しい危険な場所から、離れて安全に作業できるといった特長があり、現場の安全と生産性の向上に役立つ技術だ。

 Catコマンドステーションは、実機同様のシートとジョイスティックレバーなどの操作入力装置、オンボードキットで構成する。シート正面のモニターには、オンボードカメラと顧客の持つ現場俯瞰(ふかん)カメラの両方の映像が表示でき、メータークラスターも表示される。

 通信には、インターネットや専用回線など任意の方式を使う。複数の建設機械に別売りのオンボードキットを追加装着することで、1つのCatコマンドステーションから複数の建設機械を切り替えて遠隔操作することもできる。オンボードキットはキャタピラーの次世代建設機械に後付け可能で、対応するモデルは、順次拡大していく予定だ。

 12日には、千葉市の幕張メッセで開かれた「建設・測量生産性向上展」でデモンストレーションが行われ、約9500㎞離れた米国アリゾナ州にある建設機械を実際に操作した。



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