
「本来」や「正規」の意味を持つプロパー社員という言葉は、新卒採用時からその会社に従事している、いわゆる生え抜きのことを指す場合が多い◆未経験からのスタートになるため、仕事に慣れるまでは時間がかかる。ただ、会社が長い目で丁寧に育成することで、帰属意識やコミュニケーション能力が養われる◆建設産業では人手不足が顕在化し、各社が入職者の確保に力を入れる。中でも高校への出前講座やPR活動、大学生向けの現場見学会など、土木学科に限らず普通科も含め、新卒者を獲得したい企業の活動は広がっている。蓄積した技術力を次世代に継承していくことが、企業存続の秘訣だ◆せっかくお互いの合意で入社した生え抜きの社員が“生えぬ木”にならないよう、水やりを欠かさず地盤を固める必要があるだろう。