26年度は基本構想策定/屏水中に義務教育学校/久留米市 | 建設通信新聞Digital

11月10日 月曜日

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26年度は基本構想策定/屏水中に義務教育学校/久留米市

 福岡県久留米市は、小・中学校5校を統合した義務教育学校の整備を計画している。現屏水中(山本町耳納)のグラウンドなどを活用して前期課程6年(小学校に相当)の校舎を新設する。既存校舎は、後期課程3年(中学校に相当)の校舎として活用する。12月に義務教育学校設置条例を制定し、2026年度に基本構想を策定する。32年4月の開校を目指す。
 人口減少に伴う学校の小規模化や施設の老朽化への対応として、山本小、草野小、善導寺小、大橋小、屏水中の5校による同市初の義務教育学校を新設する。統合校の規模は開校時に特別支援13学級を含む43学級945人を想定。このうち、前期課程は19学級560人を見込む。
 義務教育学校の設置に向け、「(仮称)義務教育学校新設準備委員会」を26年1月に設置し、月1回程度の会合で基本構想や教育方針などの基本的な事項を協議する。
 27年度からは同開校準備協議会に名称を改め、基本設計と並行して具体的に検討が必要な内容を協議する。27、28年度の設計、29-31年度の建設工事を予定している。