宇都宮市/DC誘致へ事業者公募/新栃木変電所南側37ha | 建設通信新聞Digital

12月16日 火曜日

関東・甲信越

宇都宮市/DC誘致へ事業者公募/新栃木変電所南側37ha

 宇都宮市は、東京電力パワーグリッド(東電PG)新栃木変電所の南側エリア約37haに、データセンターを誘致する。2026年4月から開発にかかる民間事業者を公募する予定だ。
 対象地は、相野沢町内。新栃木変電所は県内の再生可能エネルギーが集まる超高圧変電所であるため、施設南側で、早期に大規模な電力(最大400メガワット)の供給が可能となる。電力供給に当たっては、複数の系統が集約される変電所から地中線で直接供給できることから、安定性や信頼度が極めて高いなどの特長を挙げている。
 さらに、浸水想定区域などのハザードの指定がなく、周辺に活断層も存在していないため、災害リスクが低いとしている。今後、27年4月から大規模開発にかかる県や市との協議・調整を経て、29年から用地買収、造成工事、施設整備を進めていく。
 市と東電PGは11月5日、データセンター・新産業団地の整備、企業誘致に向け、包括連携協定を結んでいた。