香川県多度津町/旧庁舎跡に図書館検討/庁内チームが利活用案 | 建設通信新聞Digital

12月18日 木曜日

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香川県多度津町/旧庁舎跡に図書館検討/庁内チームが利活用案

 香川県多度津町は、旧庁舎跡地に図書館を核とした「教育文化センター(仮称)」の整備を検討している。旧総合福祉センターと旧中央公民館庁舎跡地には「子育て応援センター(仮称)」の構想が上がっている。国の都市再生整備計画事業を活用した場合、最短で2027年度の解体着手が可能となる。
 公共施設の再編・活用を検討している庁内プロジェクトチームが構想案を報告した。教育文化センターは、2階建て延べ約2000㎡を想定している。図書館や資料館、自習室、テナントなどの機能を入れることで学習の場・文化を育む場として地域の交流拠点を目指す。
 一方の子育て応援センターは、2階建て延べ約1200㎡。子育て支援施設や多度津地区児童館、防災倉庫などで構成する。子育て世代の交流を促す。両施設の基本計画策定に向けては、サウンディング(対話)調査を実施して民間企業や住民の提案を募っていく。総事業費は、解体費5億円と整備費15億円の計20億円を見込む。
 新施設への機能移転候補施設として、▽明徳会図書館▽資料館▽別館ピーチ▽多度津地区児童館▽中央公民館▽健康センター--の6施設を検討。このうち、明徳会図書館は一部改修した上で多度津地区公民館として活用、資料館は公文書館と倉庫に改修、多度津地区児童館は除却して駐車場とする案が出ている。