日本建築家協会(JIA、佐藤尚巳会長)は、2025年度(第37回)JIA新人賞の受賞者を、「父子の家」の畝森泰行氏(畝森泰行建築設計事務所)、「段庭の家」の原田将史氏・谷口真依子氏(ニジアーキテクツ)の2組に決めた。
応募総数95点の中から第1次審査会で12点、第2次審査会で4点に絞り込み、現地審査と最終審議を経て、2組を選定した。
父子の家は既存建物を住宅に変えるプロジェクト。木とスチールにより複雑なつくられ方をしていた既存建物の複雑さを維持するように、既存の骨組や基礎を残しながら、新しく木造の屋根と外壁で覆い、床や水回りを加えた。新旧が対立せず、互いを補い合いながら混在する住宅を目指した。
段庭の家は、建物が日の光を全身で受けられるよう、床面積を最大限確保しつつ、北側上空に向かって徐々にセットバックしていく階段状のボリュームとし、南側に立体的な空間を生み出した。外構と全ての屋根の上にウッドデッキを敷き詰めてテラスにし、アプローチから連なる全てのテラスはそれぞれ室内の延長として過ごすための場所となっている。
審査委員は坂本一成氏、石田敏明氏、原田麻魚氏が務めた。
