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中部・北陸

橋梁形式採用し環境影響低減/着工は27年度以降/名古屋市 相生山線で折衷案

掲載日 | 2026/03/03 7面

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弥富相生山線の完成イメージ

 名古屋市緑政土木局は1日、同市の天白区役所講堂で、弥富相生山線の折衷案に関する説明会を開いた=写真。担当者が弥富相生山線の経緯や折衷案として橋梁形式を採用した理由を説明した。2026年度から折衷案の実現に向けた測量や地質調査、詳細設計などを進め、27年度以降に施工に着手する予定だ。説明会は2部に分けて実施し、活動団体や市民など各回約200人が参加した。
 同線は、都市計画道路弥富相生山線の延長約3830mのうち、相生山緑地を横断する天白区菅田3~天白町大字野並を結ぶ市道。04年に着手したが、ヒメボタルの保護などを理由に市民の反対意見を受け、延長892mのうち中間の179mが未着手の状態で10年に工事を中断した。開通を求める声もあったことから、環境配慮と交通利便性を両立させ、一般車両の利用を不可にするなどの折衷案を検討していた。
 具体的には、未着手区間について▽現地の高さに合わせる▽シェッド上部に植物を残す▽現地の地形にさわらず橋梁を架ける--の整備方法3案を示していた。市民アンケートや学識者ヒアリングなどを経て、動植物や沢筋の連続性が確保できることや、ホタルの生息域が分断されないことから橋梁案を採用した。方針も修正し、一般車両の利用も可能とする。
 整備済みの道路から杭を打ち込み、橋を架けることで大型重機を森に降ろさずに作業し、自然環境への影響を減らす。ホタルの繁殖期の夜間の通行を抑制することや、遮光パネルの採用も検討している。

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