地域によっては梅や桜の花見を楽しめる時期となった。筆者はこの時期に花粉症でいつも目と鼻がつらく、花を楽しめる人をうらやましく見ている◆ところでビル緑化のニーズには「花より団子」派が少なくないようだ。建物の緑化に関連する企業に取材すると「花や緑よりも野菜・果実の方が、オーナーや建物の利用者の関心を集めやすい」と聞くことがままある。視覚と嗅覚に訴える花より、味覚や触覚にも訴える実の方が多くの人の関心を引きやすいのだろう◆ビル屋上などでの植物栽培は現在、イチゴなど草本性の作物が一般的だ。しかしブドウなど木本性の作物も研究されている◆建築と味覚はまだ奇異に見える取り合わせだが、将来はお菓子の家ならぬ果実のビルが実現するかもしれない。団子派として実現が待ち遠しい。
