「福島に想いを寄せて」。北海道から東京への飛行機内で、パッケージにそう書かれたサブレが配布された。10日から12日まで、全日本空輸(ANA)が国内線全線の搭乗客に配り、発災から15年が経過した東日本大震災の復興・環境再生への取り組みを発信していたのだ◆あれから15年もたったのかと感慨深い気持ちになると同時に、15年前の3月11日は何をしていただろうかと思い返すきっかけになった◆パッケージに英語は書かれていなかったが、近くに座る外国人観光客の家族も、そこから何か感じ取ってくれていたら良いなと願った◆“復興”と一口に言っても、その単語から連想することは一人ひとり異なるはずだ。思いをはせ、記憶し続ける--。復興には「思い出す」ことも必要だと感じる。サブレがそう思わせてくれた。
