国土交通省は、直轄土木工事で大型ボックスカルバートのプレキャスト導入を拡大する。工法比較のVFM(バリュー・フォー・マネー)検討に関する実施要領を策定し、2026年度から直轄工事に適用。内空断面積35㎡以下かつ土かぶり3m以下のボックスカルバートはプレキャストを原則化する。
「コンクリート生産性向上検討協議会」で方針を説明した。国交省はi-Constructionの一環でプレキャスト活用を推進。省人化や安全性などコスト以外の価値も評価するVFMを適用し、現場打ちコンクリートとの工法比較を設計業務で試行してきた。
試行要領に基づき25年度は11件の設計業務でボックスカルバートの工法比較を実施。工法比較が完了した3業務のいずれも一部または全部でプレキャストを採用した。工法比較した過年度業務も最新の試行要領で再評価した結果、内空断面積35㎡以下はほぼ全てでプレキャストが優位に立った。
試行結果を踏まえ、大型ボックスカルバートを対象としたVFM検討の実施要領を策定。内空断面積35㎡以下かつ土かぶり3m以下はプレキャストを原則とし、それ以上の規模でVFMによる工法比較を行う。
プレキャスト原則化のため条件明示要領を作成し、内空断面積12-35㎡のボックスカルバートは50cm単位で規格を標準化する。これまで現場ごとに10cm単位で寸法が異なっており、型枠の製作・修繕費が割高だった。規格標準化によりコスト低減につなげる。
