野村不動産は、千葉県習志野市で計画する津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業に伴い閉館した商業・業務複合施設「モリシア津田沼」を、2028年秋ごろに営業再開する。3月16日に再開発事業の一時中断期間中の方針を、市に文書で報告した。劣化状況を調査点検した結果、建物設備が老朽化しているほか、不具合が発生しているため、5月から28年8月にかけて改修工事を進める。関連して市は、モリシア津田沼内にある習志野文化ホールの改修設計に着手する。
モリシア津田沼の再開範囲は、レストラン棟とオフィス棟を除く低層部分の地下1階から地上2階までと地下2階駐車場、立体駐車場。営業期間は約10年程度を想定する。モリシア津田沼内に習志野文化ホールがあり、市が区分所有している。文化ホールの再開は28年度中を目指している。
津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業では、総延べ約22万㎡の複合施設を整備する計画だった。しかし、建築費高騰の影響で特定業務代行者の選定ができていないことから、事業スケジュールを見直すため、25年1月に野村不動産が市に協議を申し入れた。その後、再開発事業の一時中断を同年5月21日に文書で申し入れていた。同社は「再開発事業を取りやめる意思はない」とし、事業再開の見通しが立ち次第、再開発事業の認可に向けた各種手続きを進める方針だ。
再開発の施行区域は、JR総武線津田沼駅南口駅前広場や津田沼緑地、モリシア津田沼がある谷津1ほかの約3.4ha。区域内は24年10月、市から都市計画決定を受けた。
市は、25年度12月補正予算案に文化ホール大規模改修の設計費として25-26年度の債務負担行為限度額6950万円を設定済み。
