三菱地所レジデンスなどが2024年4月に立ち上げた「型枠合板のトレーサビリティ普及促進勉強会」は、参加者の増加や活動範囲の拡大に伴い、「型枠用合板のトレーサビリティ普及促進協議会」に組織替えした。トレーサビリティー確保のための認証スキームを普及・促進し、業界共有基準の策定を目指す。26年度内に「(仮)システム認証版標準作業手順書」を策定するほか、国産材活用トライアル施工、内部監査体制の整備などを進める。
勉強会は、森林から商社までの流通段階で木材の履歴を追跡できる認証制度がある一方で、加工から建設現場までの工程で認証の取得が定着しておらず、建設現場で使用する型枠用合板の木材供給元や製造過程の透明性が確保されていないケースが多いことを受け、立ち上げた。国際的な非政府組織(NGO)である森林管理協議会(FSC)などの森林認証制度や森林・自然環境技術教育センター(JAFEE)の自主認証制度を活用して型枠用合板の合法性を担保する手法について勉強を重ね、国産材の活用促進や運用体制の整備について意見交換してきた。
今回、参加者が56社・団体となり、認証制度の普及と定着に向けた活動を本格化するため、協議会を設立することにした。FSCやJAFEEの審査・認証を活用してトレーサビリティーを確保する仕組みづくりを進める。認証作業の手順の標準化やシステム認証取得の推進、事例研究、関係行政機関・団体との連携、普及啓発活動に取り組むため、「システム認証分科会」「国産材活用検討分科会」「認証制度理解・運用検討分科会」を設置した。
