茨城県石岡市は、公募型プロポーザルを実施した「石岡市複合文化施設(市民ホール)基本設計業務委託」で、優先交渉権者に特定した石本建築事務所・横須賀満夫建築設計事務所JVとの協議を取りやめる方針を固めた。1月30日に開いた市議会臨時会で複合文化施設基本設計委託契約の延期を求める決議案が可決されたことなどを受け、プロポーザルの内容を精査することとした。新たな事業者選定は発注方法も含めて検討する。
同業務委託の公募型プロポーザルでは、単体3者と3JVの計6者が参加した。このうち5者が2次審査に進み、プレゼンテーション審査を経て石本建築事務所・横須賀満夫建築設計事務所JVを優先交渉権者に特定した。
その後、プロポーザルの選考過程で応募事業者数が長期間非公開であったことや、プロポーザルの評価委員長が本来は選任される資格のないことなどを議会が指摘。事業者選定の過程や審査体制、評価方法を再検証するべきとして決議案を提出した。
基本設計の業務内容は、(仮称)石岡市複合文化施設(市民ホール)の基本設計業務一式など。契約上限額は1億1005万5000円(税込み、以下同)。履行期間は300日を想定していた。
施設規模は延べ約6000㎡で、800席の可動式座席を備えたメインホールや200席の平戸間形式のサブホールなどで構成する。概算工事費は約66億7000万円。内訳は施設整備費が約62億円、外構整備費は約4億7000万円。
2027年度までに設計をまとめ、同年度の着工、29年度の完成、30年度の供用開始を予定していた。建設地は、いしおかイベント広場(若宮3-400-4)で、敷地面積は2万7478㎡。複合文化施設整備の基本計画策定業務は、横須賀満夫建築設計事務所が担当した。
