愛用する電気シェーバーから突如異音が発生し、使えなくなった。数年前にそれなりの値段で購入しただけに修理も考えたが、毎日使うものなので急きょ新しいシェーバーを買うことにした◆生成AI(人工知能)で調べると、セールスマンのように商品を次々に提案してくれる。最初は便利だと感じたものの、提案されるたび価格帯が少しずつ上がっていく。情報は豊富だが、ネットの中だけでは最後の決め手に欠ける◆結局、間に合わせに数千円の製品を購入し、今朝初めて使ったが、まさかのカミソリ負け。思い通りにはいかないものだ◆それでも道具には値段だけでは測れない価値があるものだ。長く使うほど手になじみ、道具とは不思議な信頼が生まれる。にじむ血を見ながら、当紙も読者にとってそんな存在でありたいと思った。
