広島県呉市は24日、「幸町地区総合整備に関する建物等調査および新たな複合施設整備基本計画策定支援業務」の公募型プロポーザルを公告した。参加申込書は5月27日まで、企画部企画課で受け付ける。提案書の提出期間は6月3日まで。6月中旬の選定委員会(プレゼンテーション・ヒアリング)で優先交渉権者を特定し、同下旬に選定結果を公表する。
参加資格は、建設コンサルタントの「都市計画および地方計画部門」の登録、同種業務の実績がある単独法人または複数法人による共同事業者。提案限度額は4800万円(税込み)に設定している。
業務内容は、点群調査と3次元モデル作成(対象施設・青山クラブ、桜松館)、部材移設・意匠再現検討と調査、新たな複合施設整備基本計画策定支援(整備方針、展示・収蔵計画、整備計画、事業手法、整備スケジュールの検討、概算工事費算出、基本計画書と基本計画図作成、イメージパース作成、基本設計条件書作成など)。履行期間は2027年3月31日まで。
幸町地区は、戦前には海軍の下士官兵集会所、戦後には海上自衛隊の福利厚生施設として多くの人々に親しまれてきた青山クラブ・桜松館をはじめ、国の重要文化財である旧呉鎮守府司令長官官舎や市の歴史民俗資料館などがある呉市入船山記念館、芸術拠点の役割を担ってきた市立美術館がある。
地区全体の基本計画(案)では、既存の青山クラブを解体し、外観デザインを継承する新美術館などの複合施設延べ約5900㎡を整備するほか、青山クラブの中庭部分の複合施設との一体的再整備、地区内をアクセスする空中回廊の整備などを盛り込んでいる。事業費は約85億円を見込む。26年度は、新たな複合施設の基本計画を策定するとともに、解体する青山クラブ・桜松館の建物調査、解体設計も進める。
