【床面積9年ぶりに400万平米割れ/平米単価は軒並み上昇】
国土交通省の建築着工統計によると、2025年度の関東1都8県(茨城、栃木、群馬、千葉、埼玉、東京、神奈川、長野、山梨)で着工した倉庫の棟数は6.7%減の3564棟、着工床面積は前年度比25.9%減の309万9773㎡で、9年ぶりに400万㎡を割り込んだ。全国の傾向と同様に、1㎡当たりの工事費予定額(平米単価)は、前年度より3万4000円上がり、23万5000円まで上昇した。
東京は、着工床面積が前年度比71.3%減の12万6007㎡で、12年度以来の10万㎡台となった。もともと好立地の確保が難しく工事費も高いため、着工床面積は多くなかったが、25年度は大規模物流施設の着工が皆無といっても過言ではない状況だった。それでも、平米単価は6万円高い27万7000円となった。
物流施設の着工が堅調だった千葉でも床面積は伸びず、59.1%減の48万0196㎡だった。群馬も49.5%減の13万1222㎡、埼玉が39.8%減の64万8671㎡、長野が28.8%減の6万4001㎡、栃木が19.0%減の13万4920㎡と軒並み減少した。
一方で、茨城は23.1%増の35万6557㎡、神奈川は66.0%増の109万9608㎡、山梨が203.6%増の5万8591㎡と増加した。運輸業の24年問題により、中継拠点となる高速道路付近の施設開発が求められており、こうした需要が顕在化しているとみられる。
平米単価は、4万4000円低下の12万4000円となった栃木と1万4000円低下し19万5000円だった長野を除く、1都6県が上昇した。山梨は6万9000円上昇の21万2000円、埼玉が4万6000円上昇の22万9000円、群馬が4万2000円上昇の21万円、千葉が3万円上昇の23万6000円、茨城が2万4000円上昇の23万2000円、神奈川が2万2000円上昇の25万5000円となった。
