時間を持て余して訪れた図書館で1冊の本を借りた。書名は『チーズバーガーズ』。米国のコラムニストであるボブ・グリーンが著した本だ◆かつて読んだ人の好みだろうか。古びた本のページをめくると「電話でパーティ」「飛行機の中の他人」などタイトルにいくつか丸印が書いてある。そのコラムを読むと確かに面白い。名も知らぬ人と時を隔てて対話した気がした◆九州大学箱崎キャンパス跡地で再開発が始まった。九大100年の歴史と共に歩んできた箱崎が、豊かな緑と最新技術が融合し、次の100年を見据えた新しいまちへと生まれ変わる◆スマートシティの誕生に胸が躍る一方、近代的な景色の中にも、かつてのまちの記憶をまとう工夫が凝らされるという。歴史の面影をそっと受け継ぐ、温かな空間であってほしい。
