福岡市は16日、市議会の2026年第3回定例会常任委員会で、福岡アジア美術館の施設拡充に伴う工事費を約140億円とする試算結果を報告した。基本設計業務は公募型プロポーザルで今夏にも公告し、27年初頭の特定、同年3月の契約を目指す。基本設計者選定に向けた発注者支援業務は三菱UFJリサーチ&コンサルティングが担当している。
計画では、現美術館(博多区下川端町)の一部を警固公園地下駐車場(中央区天神)へ移設する。拡充施設の規模は約7500-9000㎡を想定し、同公園内にエントランス施設を設ける。32年度以降の開業を見込む。
事業手法は、基本設計と並行して検討する。アドバイザリー業務の発注も視野に入れており、従来手法と基本設計先行型のDBO(設計・建設・運営)、PFIのBTO(建設・譲渡・運営)などを比較する。
このほか、委員会では、動植物園再生事業を報告した。社会情勢の変化や近年の経営課題を踏まえ、基本構想・計画を修正。動物の移動条件やローリング整備、展示効果などを検討し、営業しながらリニューアルを進める。26年度は、第2期整備の初弾となるライオン・トラ舎を含むエリアの基本設計に着手する。27年度の実施設計、28年度の着工を予定している。修正業務は日本工営都市空間が担当した。
