札幌市は、札幌丘珠空港ターミナルビル基本計画(素案)をまとめた。規模は3階建て延べ6500-7000㎡を見込み、事業費は最大で70億円を想定している。2027年度から2カ年で設計と詳細仕様を進め、29年度に着工し、30年度の供用開始を目指す。
同空港は機能強化を図るため、30年をめどに滑走路を現在の1500mから1800mに延長する。これによりリージョナルジェット機の通年運用が可能になる。機能強化に伴い、年間旅客数は現在の50万人規模から、100万人規模に倍増する見込み。1日当たりの発着便数は70便となる。
新ターミナルビルの建設候補地は、エプロンサイドに設置する場所をターゲットとし、現ターミナルビル(延べ3620㎡)の南東側とした。東京航空局の敷地約1500㎡と、伊藤組の敷地約800㎡に建設する予定だ。現ターミナルビルの運用を維持しながら、新ターミナルビルを建設する。
延べ床面積は、現ターミナルビルと合わせて1万㎡以上を確保する。最終的には、両ターミナルビルを渡り廊下でつなぎ、旅客と業務のシームレスな動線を確保する。
現ターミナルビルをオフィスや貨物、ビジネスジェット用に再構築し、新ターミナルビルは旅客スペースを最大限確保する。
新ターミナルビルは、自動チェックイン機や自動手荷物預け機など最新技術を導入し、省人化とスムーズな手続きを進める。避難者向けの滞留スペース、備蓄品、電源設備を確保するほか、丘珠駐屯地とも連動し防災拠点機能を担う。ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化の推進や自然エネルギーを活用した設計により、脱炭素化を進める。
