子を持つ親として、AI(人工知能)時代における子育てについて考えることが増えた。チャットGPTをはじめとする生成AIに触れるたび、その思いは強くなる◆生成AIを使えば、自分の頭で考えずに宿題を終わらせることもできる。宿題だけでなく、「学ぶ」という行為そのものの意味を問い直す時代に入ったのかもしれない◆日増しに進化する音声モードは、自然な会話が成立することに驚かされる。歩きながら英会話を学ぶこともでき、誰もが教育機会を享受できる環境が整いつつある◆学ぶ機会が平等になればなるほど、自ら何を学び、何を成し遂げたいのかが問われる。建設業も同じだ。「何をつくるか」ではなく、「何のためにつくるか」--。その問いに答えられなくなった産業から、人は離れていくのかもしれない。
