トンネル補助工法材料などを販売するカテックス(名古屋市、加藤巳千彦社長)は、山岳トンネル工事の補助工法をデジタル管理できる製品パッケージ「CKi-スマート注入管理システム」を開発し、10月から順次商品化する。補助工法で使うウレタン系、セメント系、後注入モルタルの各注入材に対応したICT機能搭載型注入機をはじめ、注入管理に関連する複数の商材とサービスを一気通貫で展開する。
これまで人力で対応していた作業や施工管理を自動化・デジタル化することで、現場管理の効率化・省人化とトンネル工事の建設DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するCKiスマート注入管理システムは「注入DX関連」「注入省人化関連」「施工管理・試験関連」「材料・在庫管理関連」で構成する。
注入DXは、これまで手書きだった注入結果の帳票の自動作成機能を備え、目視や手動で制御していた注入操作を半自動化。自動圧力停止や圧力追従機能、自動での振り分けも可能だ。また、タブレットによる遠隔操作で、切り羽の状況を近くで確認しながら注入機を操作できる。AGF工法(注入式長尺先受工法)など補助工法で使用する注入材全てに対応しており、地山を選ばずに管理のデジタル化を実現する。
注入省人化では、重さ20㎏の缶を持ち上げてタンクに投入するウレタン系の薬液投入作業を機械化。遠隔操作と組み合わせることで切り羽での作業員を削減するなど、安全性向上にも貢献する。また、薬液容器は再利用でき、環境負荷低減にもなる。
施工管理・試験では、これまで注入日報や表、グラフなど2次元の簡易表示だったウレタン系薬液注入による地山評価を3次元化。得られた注入率や注入量、注入圧を活用し、より詳細かつ視認性の高いデータを出力できる。地山評価やBIM/CIMモデルとの連携も可能となる。
材料・在庫管理は、専用サイトで補助工法に使用する部材の管理・受発注業務を一括化する。大まかな指示を送るだけで、多岐にわたる材料を施工に必要な分だけ現場に届ける。また、同社が現場に赴き在庫を確認する究極の“お任せ在庫管理”を実現。複雑な材料手配を任せることで、現場管理業務の省人化・省力化、手配ミスも予防できる。
問い合わせは、建設資材事業部東日本営業部・電話022-344-6041、同西日本営業・電話06-6578-3235。
