夏の全国高校野球選手権大会が開かれている。連日の猛暑の中、泥にまみれながら懸命に白球を追う選手の姿には感動を覚える◆一方で阪神甲子園球場にはグラウンド全体を覆う屋根がなく、容赦なく日光が降りかかる。熱中症対策のため近年は日中の最も暑い時間帯を避け、朝と午後に分けて試合する2部制や、5回裏の終了後に体を冷やすクーリングタイムなどを設けている。伝統を守るだけでなく、選手の安全を優先して変化し続ける必要がある◆炎天下の屋外を動き回るのは、建設業界も同様だ。各現場でこまめな休憩や作業時間の短縮、サマータイムの導入など、熱中症を発生させないための動きが広まっている◆暑い季節はまだまだ続く。高校球児も現場作業員も安全を最優先にベストパフォーマンスを発揮してほしい。
