岐阜市が設置する岐阜市立新大学準備委員会(委員長・杉山誠東海国立大学機構機構長補佐)は18日、市役所で2026年度第2回会合を開いた=写真。新大学の設置から市立大学の統合へと方向性を改め、岐阜薬科大学と岐阜市立女子短期大学を「岐阜市立大学(仮称)」として統合するとした基本計画改定案を提示し、意見を聴取した。
学部は、女子短大の教育研究を基盤にした新たな理系学部を設立し、新学部と薬科大の薬学部の2学部体制とする。新学部の名称は創造理工学部(仮称)とし、データサイエンス系と建築・デザイン系の2コースを設ける。
新学部の入学定員は100-120人程度とし、29年度の開設を目指す。開設当初は岐阜薬科大三田洞キャンパス(三田洞東)を活用し、香蘭地区の新キャンパス整備の進捗(しんちょく)に合わせて移転する。薬学部は29年度から同大本部キャンパス(大学西)の隣接地に移転する。全学定員は1200人程度とする。
新キャンパスの候補地は、香蘭2-104ほかの市有地。JR岐阜駅から約1㎞の距離に位置する。三つの街区に分かれ、敷地面積は7街区が4207㎡、 10街区が8373㎡、14街区が4738㎡。 既存施設に事業用定期借地権設定契約を結んだエディオンの商業施設オーキッドパークがある。東棟、西棟などで構成し、総延べ床面積は3万4459㎡。
同契約の期間は31年2月28日まで。満了後は既存施設の改修による活用を視野に入れる。既存施設活用に伴う関係者との調整や建物の調査などを経て、整備計画やPPP/PFI手法導入検討を進める。最短で基本設計に1年、実施設計1年、建築工事・運転確認には2年を想定する。開設時期は33年度をめどに早い時期を目標にしている。
市立女子短大は、1946年に岐阜女子専門学校として設立した。現在は国際コミュニケーション、健康栄養、デザイン環境の3学科(2年制)がある。既存施設は校舎棟や体育館などで構成し、総延べ1万5843㎡。場所は一日市場北町7-1の敷地2万3334㎡。
岐阜薬科大学は1932年に岐阜薬学専門学校として設立。薬学科(6年制)と大学院がある。三田洞と本部の2キャンパスを設置している。老朽化や狭あい化などの課題があるため、三田洞キャンパスは本部キャンパスの近接地に移転新築する。29年4月1日の供用を目指す。
今後、パブリックコメントを経て26年度内に基本計画改定版を策定する予定だ。
