東京都新宿区は、区内で計画が進む「西新宿五丁目南地区市街地再開発事業」の都市計画原案をまとめた。順次意見募集や住民説明会を進め、11月に区都市計画審議会へ報告した後に、都市計画案を策定する。2027年1月に同案を縦覧、意見書を受け付け、2月の都市計画決定を目指す。
計画区域は、JR新宿駅から北西約1.2㎞、都営大江戸線西新宿五丁目駅から北東に約300mに位置する十二社通りに面した約0.6ha。
再開発施設の規模はRC造34階建て延べ約4万0600㎡。高さは約140mとなる。
主要用途は住居、商業、駐車場。下層部に商業、駐車場、中高層部に住宅を配置する。計画地北側の2カ所に広場を整備し、平時は憩いの場として、災害時には避難など防災の場として地域の人々に活用される緑豊かなオープンスペースを創出する。
同地区では、14年11月に地元有志によるまちづくり勉強会が発足した。15年5月に「まちづくり協議会」に移行し、16年3月に再開発準備組合を設立している。
まちづくりの取り組み方針として、新宿副都心に隣接する立地にふさわしい土地の高度利用や複合市街地の形成を図るとともに、周辺の超高層建築群と調和のとれたスカイラインを形成する。十二社通りに面した低層階には商業などの店舗を配し、ヒューマンスケールで連続するにぎわいを生みだす。さらに緑豊かで快適な広場や歩道状空地を整備し、居住環境の改善と地域の防災性向上につなげる。
今後、26年度内の都市計画決定を経て、27年度に本組合を設立、28年度で権利変換計画の認可を得て、既存建物などの解体工事に着手する予定だ。29年度から建築工事に着手し、32年度の竣工・入居開始を目指す。事業協力者に住友不動産が参画している。
