東京都板橋区にある筑波大学常盤台職員宿舎跡地に、区内に施設を構えるイムス記念病院が移転することが分かった。同院を運営する明芳会がまとめた建築計画によると、移転後の延べ床面積は約9400㎡となる見込みだ。2027年7月上旬に新築着工し、29年5月末の完成を目指す。設計を石本建築事務所、施工を熊谷組が担当する。
建築物の名称は「(仮称)イムス記念病院移転新築工事」。新築する建物の規模は、S造5階建て延べ9445㎡。高さは21mで、杭基礎を採用する。
建設予定地は、常盤台4-1-1の敷地4722㎡。3121㎡を建築面積に充てる。
宿舎跡地の活用を巡っては、筑波大学が公募型プロポーザルを実施して25年7月に三井不動産レジデンシャルを優先交渉権者に決めた。70年間の一般定期借地権を設定しており、同社は次世代育成型マンションの開発と運営、病院施設の設置を提案していた。事業のアドバイザリー業務は、野村証券が担当している。
跡地の全体面積は8358㎡で、このうち南東側の敷地にイムス記念病院が移転する。北西側の敷地3586㎡では、三井不動産レジデンシャルと東武鉄道がRC造7階建て延べ9441㎡の共同住宅を新築する計画だ。設計施工は長谷工コーポレーションで、27年3月上旬の着工、29年3月末の完成を目指す。
既存の6棟(総延べ床面積7173㎡)は、みらい建設工業の施工で解体が進んでおり、27年2月下旬に完了する見込みだ。
イムス記念病院は現在、東武東上線上板橋駅北口からすぐに位置する常盤台4-25-5で営業している。移転先予定地からは約350m離れている。移転により病床数などを増やし、機能を拡大する方針だ。移転後も現在の施設は維持する。
