MM52街区の複合施設に着工/大和ハウスと光優 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

関東・甲信越

MM52街区の複合施設に着工/大和ハウスと光優

イメージパース
襟川陽一光優代表取締役(左)と芳井敬一大和ハウス工業社長
【設計=久米設計、施工=フジタ・大和ハウス工業JV】
 大和ハウス工業と光優は22日、横浜市のみなとみらい(MM)21中央地区52街区に計画する複合施設の建設工事に、フジタ・大和ハウス工業JVの施工で着手した。設計者は久米設計。ゲームアートミュージアムやオフィス、地域熱供給プラントで構成する施設で、2027年5月の竣工、7月の開業を目指す。
 ミュージアム棟はS造3階建て、オフィス棟はS一部SRC造地下2階地上29階建て塔屋6層で、規模は総延べ11万3898㎡となる。
 光優が事業主体となるミュージアム棟は、“生命”をイメージしたらせん状の外観デザイン。ゲームの映像やキャラクターデザイン、メインビジュアル、サウンドなどの要素をアートとして展示する。CG技術を使用した体験も用意する。
 ミュージアムの外には約3000㎡のアートガーデンを設ける。四季折々の植物を楽しめる空間で、夜間はプロジェクションマッピングを使用し、ゲームの世界観を演出する。
 オフィス棟の事業主体は大和ハウス工業と光優が出資するDKみなとみらい52街区特定目的会社。4-29階に配置する1フロア約2700㎡のオフィスは無柱空間のため、レイアウト変更に柔軟に対応できる。複数階を連続使用する場合、専有部に専用内階段を設けることも可能だ。1-3階には店舗やカフェを設ける。
 屋上への太陽光発電設備の設置などで、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Orientedを目指す。
 事業対象地の地下には地域熱供給プラントを整備し、MM21中央地区全体にエネルギーを供給する。
 建設地は西区みなとみらい5-1-2ほかの敷地1万1818㎡。