長浜内港8.4haに施設群/支所、図書館など公共施設集約/大洲市 | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

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長浜内港8.4haに施設群/支所、図書館など公共施設集約/大洲市

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 愛媛県大洲市は、長浜港内港の一部8.4haを埋め立て、公共複合施設や道の駅、スポーツ施設などを整備する。複合施設は延べ約2500㎡を想定し、支所や図書館、公民館、保健センターなどを集約する。2030年度をめどに調査・設計に着手する。事業費は約16億円を見込み、事業手法はPFIやDBO(設計・建設・運営)方式を想定している。 長浜港内港に既存の代替施設や新たな機能を導入する施設郡を建設する。用地は▽ふ頭▽公共施設▽便益施設(道の駅)▽スポーツ・レクリエーション施設▽緑地▽道路▽港湾緑地▽小型船だまり--に分けて進める。
 公共施設エリアは、複合施設のほか、約1.1haの公園や消防団詰め所、観光バス駐車場などを整備する。便益施設エリアには、木造平屋建て約1100㎡の物産飲食施設や商業施設が入る予定だ。スポーツエリアは、サッカー対応の多目的広場約2.5haのほか、スケートボードやBMX(バイシクル・モトクロス)などのアーバンスポーツを楽しめる0.6haの多目的運動場となる。ふ頭エリアは愛媛県が主体となる。貨物船などの荷役に対応するため、岸壁1350㎡や臨港道路3760㎡を整備する。
 全体事業費は92億8000万円で、内訳は埋立造成費29億5000万円と施設整備費63億2000万円。順調に進めば、24、25年度に埋立造成の調査・設計に着手し、26年度に着工する。施設整備は32年度以降の着工を目指す。公共、便益、スポーツの各エリアはPPP/PFIを想定しており、今後サウンディング型市場調査を実施する予定だ。
 基本構想と基本計画は八千代エンジニヤリングが担当。