2.7万㎡、事業費250億/25年度にDB事業者選定/市立三次中央病院建設計画 | 建設通信新聞Digital

5月20日 月曜日

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2.7万㎡、事業費250億/25年度にDB事業者選定/市立三次中央病院建設計画

 広島県三次市は、「市立三次中央病院建設基本計画」を策定した。新病棟は、免震構造を採用した延べ2万7000㎡を目標面積とし、概算事業費は約250億5000万円を見込む。事業手法には、実施設計からのDB(設計施工一括方式)の導入を打ち出しており、2025年度中の事業者選定を予定している。現在、基本設計者、CM事業者選定のための公募型プロポーザルの手続きを進めている。
 整備コンセプトは、利用者、職員、環境の全てにやさしい病院とし、一般病棟の全個室型病床、ユニバーサルデザインの採用、高度急性期病棟の増床、屋上ヘリポート整備、免震構造の採用、医療機器や設備の充実、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、自然エネルギーの活用、建物の長寿命化、柱のロングスパン化などを掲げている。病床数は280床。建設地は既存病院がある同市東酒屋町10531の敷地4万3785㎡(南側駐車場)。
 事業費総額のうち、建設工事費は193億6000万円、設計監理費は5億9000万円、既存施設解体費は9億1000万円、CM業務等開院準備費は2億7000万円となっている。
 手続きを進めているプロポーザルについては、基本設計が今月下旬、CM業務が同中旬に特定する予定になっている。28年度中の竣工、29年度の開院を目指している。