東北大学は、公募型プロポーザルの（青葉山３）産学連携拠点施設新営設計業務に提案書を提出した６者の中から、梓設計を最優秀提案者に特定した。同電気・機械設備設計業務は４者から森村設計に決めた。履行期限は２０２５年９月末。工事は２期に分けて進める予定だ。このうち、I期は１０月に着工し、２８年３月完成を目指す。
　次世代放射光施設・ナノテラスとの連携を核に、青葉山サイエンスパーク事業を中心とする産学共創推進拠点を設ける。共創加速とオープンイノベーションのエコシステムを実現し、国際卓越研究大学の早期実現を目指す。
　基本・実施設計を委託するI期はＲＣ造５階建て延べ約６０００㎡を想定している。１階はオープンオフィスやワークショップ、電気・機械室を設ける。２階以上はレンタルラボやミーティングルーム、５階は４００席ほどのインタラクティブホール、会議室なども整備する。
　渡り廊下で接続する将来計画のII期分同４０００㎡の基本設計も含む。ともに免震構造を採用し、ＮｅａｒｌｙＺＥＢ（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）以上とする計画だ。建設地は仙台市青葉区荒巻字青葉４６８―１。