東亜建設が工事トップ/提案競技はニュージェック/四国整備局港湾の22年度受注ランキング | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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東亜建設が工事トップ/提案競技はニュージェック/四国整備局港湾の22年度受注ランキング

業務(提案競技)の契約金額上位5者
工事の契約金額上位5者
 四国地方整備局港湾空港部が2022年度にプロポーザル方式で委託した建設コンサルタント業務は、件数が前年度比16.1%減の26件、契約金額は29.9%減の5億2722万円(税別、以下同)となった。一方、一般競争入札で発注した工事は31.3%減の35件、金額は28.8%減の76億4558万円だった。大きく伸ばした21年度の反動を受け、件数、金額とも落ち込んだ。金額ベースで見ると、業務はニュージェック、工事は東亜建設工業がトップとなった。 業務のうち、プロポーザルの受注金額(JVを除く)は、ニュージェックの9521万円を筆頭に、パシフィックコンサルタンツの7180万円、沿岸技術研究センターの6690万円と続く。委託した26件は全て簡易公募型プロポーザルだった。
 1業務当たりの受注最高額はニュージェックと契約した「徳島小松島港沖洲(外)・津田地区防波堤断面検討業務」の3830万円。JV受注は、みなと総研・三洋テクノマJVに委託した「須崎港等における生物共生を考慮した港湾整備効果等検討業務」の2350万円となる。
 一方、工事の受注金額を見ると、前年度3位だった東亜建設工業が12億9770万円でトップに立った。2位は五洋建設の8億0571万円、3位は東洋建設の7億6630万円。上位3社は21年度と同じ顔ぶれとなった。地元企業では、5位に協和道路(松山市)、7位に新創(高知市)、8位に福留開発(同)がランクインした。
 発注した35件は全て総合評価落札方式となる。内訳は、施工能力評価型(II型)が15件で最多だった。同(I型)が8件、技術提案評価型(S型)が6件、施工能力評価型(I型・チャレンジ型)が4件、技術提案評価型(S型・チャレンジ型)は2件あった。
 落札金額が10億円を超える案件はゼロだった。単体の受注最高額は、東亜建設工業が落札した「高松港朝日地区航路(マイナス12m)浚渫工事」の5億0570万円、JVは五洋建設・不動テトラJVが受注した「高知港三里地区防波堤(南)築造工事」で9億4334万円だった。