整備基本計画に着手/新ごみ処理施設具体化/甘木・朝倉・三井環境施設組合 | 建設通信新聞Digital

5月22日 水曜日

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整備基本計画に着手/新ごみ処理施設具体化/甘木・朝倉・三井環境施設組合

 甘木・朝倉・三井環境施設組合(福岡県朝倉市、東峰村、筑前町、大刀洗町で構成)は、新たなごみ処理施設の整備を計画している。2023年度から測量・地質調査、造成基本設計などを進めており、今年度は整備基本計画の策定に着手する。支援業務の委託方法は今年度に検討する。
 新ごみ処理施設は、筑前町の廃棄物再生処理センター「サン・ポート」の後継施設となり、同センター敷地内の遊休地に建設する。施設の処理能力や事業スケジュール、整備手法などは整備基本計画で具体化する見通しだ。
 同センターは、稼働開始から20年以上が経過し、施設や設備の老朽化が顕在化している。当初は、新施設の整備に合わせて27年度の稼働停止を予定していたが、当面の間は延命化する。プラント設備製造メーカーへのヒアリング、構成自治体との協議を新施設の検討と並行して実施し、延命期間などを決める。
 既存施設は、24時間当たり120t(60t×2炉)、高温ガス化直接溶融炉のごみ処理棟、5時間当たり30tのリサイクルプラザ棟、リサイクル工房、管理棟、グラウンドなどで構成する。所在地は筑前町栗田8-3。敷地面積約6万4000㎡。
 新ごみ処理施設に関する測量業務は昭栄測量設計、地質調査は基礎地盤コンサルタンツ、造成など基本設計はパシフィックコンサルタンツが担当。