5月22―24日に受付/スポーツ・コンベンションセンター整備BTO/鹿児島県 | 建設通信新聞Digital

5月21日 火曜日

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5月22―24日に受付/スポーツ・コンベンションセンター整備BTO/鹿児島県

 鹿児島県は5日、PFIのBTO(建設・譲渡・運営)方式を採用する「鹿児島県スポーツ・コンベンションセンター整備運営事業」の総合評価一般競争入札を公告した。WTO対象となり、参加表明書は5月22日から同月24日まで、入札提出書類は9月27日まで、スポーツ・コンベンションセンター整備課で受け付ける。11月の落札者の決定・公表を予定している。
 参加資格はグループ。設計と工事監理担当は、測量・建設コンサルタント等業務の認定を受けた1級建築士事務所。建設担当は、評点が建築920点以上か電気790点以上、管810点以上、土木950点以上のいずれかとする。ただし、少なくとも1社は建築の評点1500点以上の企業を加えることとし、その企業には、14年度以降に1棟当たり延べ床面積5000㎡以上、体育室の競技床面積1000㎡以上の体育館を建築した実績を求める。
 完成後60年以上が経過している総合体育センター体育館の代替施設を鹿児島港本港区エリアに整備する。施設は、スポーツ・コンベンションセンター、多目的広場や施設用地内駐車場などの外構、自由提案施設で構成する。
 スポーツ・コンベンションセンターの規模は延べ床面積3万㎡程度とし、観客席8000席以上のメインアリーナやサブアリーナ、武道場、弓道場などを設ける。
 事業者の独立採算とする自由提案施設は、施設と一体または余剰地を使い、独立して整備可能だが、飲食・物販機能を備え、県民の健康増進や環境への配慮、中心市街地への回遊性向上などに貢献することを求める。基本構想で住吉町15番街区に整備するとした駐車場はこの事業に含めない。予定価格は312億9883万1000円(税込み)。
 施設整備期間は25年4月から29年3月31日まで。ただ、供用開始日と事業終了日を変更しない場合に限り、同年5月31日まで整備期間を延長できる。開催準備期間を経て、同年7月1日に供用開始し、44年3月31日まで維持管理・運営する。建設地は鹿児島市本港新町4-16ほか。敷地面積約3万㎡。アドバイザリー業務はリサーチ&テクノロジーズが担当している。