4月19日まで参加受付/ヨーカドー撤退跡地検討/福島市の駅周辺まちづくり | 建設通信新聞Digital

5月19日 日曜日

北海道・東北

4月19日まで参加受付/ヨーカドー撤退跡地検討/福島市の駅周辺まちづくり

 福島市は、福島駅周辺まちづくり検討業務の公募型プロポーザルを公告した。西口にあるイトーヨーカドーの5月撤退後の跡地利活用のほか、駅東口再開発事業と連携した、駅と東西自由通路整備などによる駅東西の一体的なまちづくりを検討する。参加表明書は19日まで受け付ける。提案書の提出期限は30日。5月7日にプレゼンテーション審査し、10日に最優秀提案者を特定する。履行期限は2025年3月末。業務委託費は400万円(税込み)以内としている。
 委託する内容は、ヒューリックが土地・建物を所有する、太田町13-4の敷地2万3750㎡にあるイトーヨーカドー福島店跡地を対象に、駅周辺まちづくりの将来像を踏まえた、市としての都市機能の導入・配置などの考えをまとめる。
 一方、駅東口の再開発事業は、資材高騰などの影響により計画の見直し・調整が進められている。2月に開いた駅周辺まちづくり検討会で、市が複合棟から公共機能を分棟化してダウンサイジングする案を提示。公共棟は約1500席のコンベンションホール単独案を軸に検討している。
 今月27日に高校生から30歳代を対象にワークショップを開き、再開発計画の現状と東西のまちづくりについて意見を募る。これらの意見を踏まえ5月にも、まちづくり検討会が再開発組合に公共棟の在り方などを提言する予定だ。