24年度内に設計者選定/川里小中一貫校構想/鴻巣市 | 建設通信新聞Digital

5月21日 火曜日

関東・甲信越

24年度内に設計者選定/川里小中一貫校構想/鴻巣市

完成イメージ
 埼玉県鴻巣市は、「川里地域小中一貫教育校の整備に関する基本構想・基本計画」をまとめた。川里中学校の敷地を拡幅し、小中一体型の校舎を建設する。統合するのは小学校3校と中学校1校。9年制の義務教育学校とする。今年度中に、基本・実施設計の事業者を選定する。2031年4月の開校を目指す。
 計画地は、関新田1560-2ほか。現在の敷地面積3万4264㎡に加え、隣接地を購入し拡幅する。
 新校舎の規模は2-3階建て延べ1万4850㎡。付属棟は2240㎡。敷地北西から南西側にL字型の校舎を配置する。
 環境への配慮として、BEMS(ビル・エネルギー・マネジメント・システム)を導入し、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化を想定する。
 新校舎工事費、既存体育館の改修、外構・グラウンド整備、解体工事などを含む概算工事費は、102億1515万9240円(税込み)と試算した。
 整備スケジュールは、24年度に設計事業者を選定後、25-26年度にかけて設計を行う。27年度に施工業者を選定し、同年度中に着工する。29-30年度に既存校舎の解体と外構工事を実施し、31年4月の開校を目指す。