プロロジス「アーバン東京錦糸町1」起工/多用途の都市型物流施設 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

関東・甲信越

プロロジス「アーバン東京錦糸町1」起工/多用途の都市型物流施設

完成予想図
山田会長兼CEO
佐志田代表取締役
松社長
【設計施工=大日本土木/監修=フクダ・アンド・パートナーズ】
 プロロジスは23日、東京都江東区で計画している都市型物流施設「プロロジスアーバン東京錦糸町1」の起工式を現地で開いた。佐志田倉庫との共同開発で、設計施工を大日本土木、プロジェクト監修をフクダ・アンド・パートナーズが担当している。2025年6月の竣工を目指す。
 神事では、プロロジスの山田御酒代表取締役会長兼CEOと佐志田倉庫の佐志田雄太代表取締役、大日本土木の松雅彦社長がそれぞれ鍬(くわ)入れを行い、工事の無事を祈願した。
 神事後の直会(なおらい)で山田会長兼CEOは、「当社として初めての共同事業になる。チャレンジングだが、都市型物流施設の立地としては理想的だ。さまざまな用途に使える可能性を秘めている。今後、老朽化した物流施設を都心型に変えることがブームになるのではないか」とあいさつした。
 佐志田代表取締役は「非常に思い入れのある場所だ。この場所で事業が継続できるという提案をもらい、プロロジスと一緒に進んでいこうと決断した」とし、フクダ・アンド・パートナーズの福田哲也社長は「新しいビジネス拠点に生まれ変わらせるプロジェクトをともに手がけられることに感謝している。良い施設を建てるべく、チーム一丸で力を合わせてまい進する」とした。
 施設規模は、S造5階建て延べ6470㎡。建設地は毛利2-9-20。

 山本正樹工事所長(大日本土木東日本支店)の話 「都市部の狭小地での施工であり、第三者災害の防止と鉄骨の重機災害防止を徹底したい。騒音にも十分配慮する。南北の出入り口を生かしながら、狭い敷地の中での計画的な施工順序を確立したい」