新規11技術を登録/革新技術活用制度第4期/広島県 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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新規11技術を登録/革新技術活用制度第4期/広島県

 広島県は、公共土木施設のあらゆる段階で施設長寿命化技術やインフラ整備等の効率化・高度化に関する技術を登録・活用する「建設分野の革新技術活用制度」の登録状況を公表した。第4期登録として、新たに11技術を登録し、2024年度当初時点の登録数は161技術となった。
 毎年着実の登録数を伸ばしている同制度は、22年4月に長寿命化技術活用制度から、担い手不足などのさまざまな課題に対応するため、革新技術活用制度に改称し、運用を続けている。
 応募技術は、活用促進を図る区分3、技術の試行により効果を確認することが必要な区分2、活用するにはさらなる開発または改良が必要な区分1に区分される。登録期間は3年で、区分3のうち推奨技術(活用の効果が優れた技術)に選定された場合は5年とする。
 新たに登録された第4期登録の部門別内訳は、長寿命化が3技術、効率化が6技術(うち1技術が推奨技術)、高度化が2技術。
 新規登録技術は次のとおり。
 〈長寿命化〉
 ▽リラクスファルトHT舗装=大成ロテック(区分3)▽リハビリ断面修復工法=コンクリートメンテナンス協会(区分2)▽トーコンプラス工法=東興ジオテック(区分3)。
 〈効率化〉
 ▽ニュージャストショット工法=東興ジオテック(区分3)▽パネル式ユニットシステム吊り足場・トビスライド=三共(同)▽マルチスライド工法=山陽ブロック工業(区分3・推奨技術)▽全研削材・全工法対応型ブラストシステム・マルチメディア・ブラスト工法=大塚刷毛製造(区分3)▽3次元点群測量・NFBスキャンUAVレーザシステム=セトウチ(同)▽塗膜耐食性の迅速評価技術=マツダ(区分2)。
 〈高度化〉
 ▽高精細ナローマルチビーム測深および船上レーザ測量システム=セトウチ(区分3)▽コンクリート構造物内部の鋼材破断検査・SenrigaN=コニカミノルタ(同)。