対象区間は約13㌔/名護東道延伸計画段階評価に着手/沖縄総合 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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対象区間は約13㌔/名護東道延伸計画段階評価に着手/沖縄総合

対象区間
 沖縄総合事務局は24日、那覇市の那覇第2地方合同庁舎2号館で社会資本整備審議会道路分科会沖縄地方小委員会(委員長・下里哲弘琉球大工学部教授)を開き、名護東道路の本部半島方面への延伸に向けた計画段階評価に着手した。本部半島では、沖縄県名護市と今帰仁村にまたがるオリオン嵐山ゴルフ倶楽部跡地約64haに新たなテーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」が2025年夏に開業する見通しで、道路の延伸によるアクセス・周遊性の向上に期待が集まる。
 対象区間は、名護市と本部町を結ぶ、名護東道路伊差川ICからの長さ約13㎞。対象区間以南では、名護東道路が事業中で、伊差川IC~数久田ICが2車線で暫定開通している。
 名護市から本部町、今帰仁村は通勤・通学流動が多く、自家用車を利用する割合が約8割と高い。名護市から本部半島への通勤流動はホテルや海洋博公園(沖縄美ら海水族館など)が想定され、今後はテーマパークの整備に伴うさらなる流動が期待される。
 今後は、沿線住民や事業者に地域・道路交通課題の妥当性を意見聴取し、次回評価で対応方針案を設定する。