5月30日まで参加受付/苫小牧工業用水配水施設中継ポンプ場建設/北海道企業局WTO | 建設通信新聞Digital

5月21日 火曜日

北海道・東北

5月30日まで参加受付/苫小牧工業用水配水施設中継ポンプ場建設/北海道企業局WTO

 北海道企業局は4月30日、WTO対象の「苫小牧地区工業用水道配水施設建設事業(中継ポンプ場建設)」の一般競争入札を公告した。入札参加資格審査申請書を30日まで受け付ける。技術提案書の提出期限は8月30日まで。11月13日に入札する。高度な技術提案を求める総合評価落札方式を試行する。技術提案の対象は施工業務だけとする。
 参加条件は、施工業務を担当する者が2-3社、設計業務と工事監理業務を担当する者が1社以上でつくるコンソーシアムとする。
 施工業務の代表者は「建築工事」の客観点数が1100点以上であることを求める。その他の構成員は970点以上でよい。
 過去20年間に工業用水道か上水道で、延べ400㎡以上のポンプ場か浄水場新築工事を元請けとして施工した実績を1社以上が持つことを求める。ただし、構成員が3社の場合は2社以上が持つことを求める。
 設計業務と工事監理業務は、「建築設計」の資格を持つとともに、1級建築士事務所と「上水道・工業用水道」の建設コンサルタント登録を持つことも求める。
 過去20年間に工業用水道か上水道で、送配水能力、処理能力が1日当たり8000m3のポンプ場か浄水場新設の実施設計業務を1社以上が元請けとして履行した実績を求める。
 ラピダス(東京都千代田区)が千歳市で建設を進める次世代半導体製造工場に工業用水を供給するための中継ポンプ場となる。
 工事概要は、計画配水量が1日当たり2万4000m3。事業予算額は約29億1000万円。工期は2027年9月30日まで。工事場所は苫小牧市。