西松・奥村・フジタJVに/鳥海ダム本体1期/東北整備局WTO | 建設通信新聞Digital

5月22日 水曜日

北海道・東北

西松・奥村・フジタJVに/鳥海ダム本体1期/東北整備局WTO

 東北地方整備局は、WTO対象の鳥海ダム本体建設(第1期)工事を一般競争入札した結果、378億円(税別、以下同)の西松建設・奥村組・フジタJVに決めた。6JVが参加(1JV無効)し、西松建設JVの総合評価値は0.5092点だった。予定価格は408億2597万円、調査基準価格は375億5989万円。
 概要は、本体基礎掘削工が約84万5000m3、材料採取工359万6000m3、CSG(セメント、石・砂れき混合材)打設116万2000m3(全体147万m3)、コンクリート打設10万9000m3(同24万2000m3)、基礎処理工2万1000m(同4万4000m)、法面工、濁水処理設備運転など。主要資機材はコンクリート1万4500m3とセメント28万3700t、鉄筋780tなど。工期は1634日で、工事着手期限は5月22日。工事場所は秋田県由利本荘市鳥海町百宅。
 子吉川流域の洪水調節機能や流水の正常な機能の維持、水道用水供給、発電を目的とする多目的ダムを建設する。台形CSGダムで、堤高81m、堤頂長380.4m、堤体積143万8000m3。総貯水容量は4680万m3、洪水調節容量は2100万m3。2032年度の完成を目指している。