くつろぎと子育て拠点に/4700㎡、設計・建設は安成JV/宇部市・常盤通り交流施設 | 建設通信新聞Digital

5月19日 日曜日

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くつろぎと子育て拠点に/4700㎡、設計・建設は安成JV/宇部市・常盤通り交流施設

外観イメージ
 山口県宇部市は、「常盤通りにぎわい交流拠点施設(旧山口井筒屋宇部店跡地)」の基本設計をまとめた。くつろぎ交流機能と子育て支援拠点で構成する施設は延べ約4700㎡。誰もが行きたくなる魅力ある施設を目指す。設計・建設業務は、安成工務店・大旗連合建築設計・さくら設計・合人社エンジニアリングJVが担当している。
 同事業は、旧山口井筒屋宇部店跡地(同市常盤町1-8-9ほか)4214㎡で、常盤通りを中心とした魅力的で回遊性のある街並みの形成に向けたにぎわい創出の拠点を整備する。
 概要は、公共民間複合施設S造3階建て、立体駐車場同4階建てで構成する延べ約4700㎡(うち民間施設約500㎡)の規模で建設する。
 くつろぎ交流機能については、カフェと約5000冊の図書を配置したレストスペースやヨガやダンス、スポーツなどに活用できる大小フリースペース、人材育成や新たな体験・価値の創造・発信につなげるクリエーティブスペースを備える。子育て支援拠点には、一時保育ルーム、多目的室、サイエンスラボ、うべこども家庭センター・Ubeハピ、ファミリーサポートセンターを配置する。民間施設については、今後テナントを募集する。
 同事業には、DBO(設計・建設・運営)方式を採用。合人社計画研究所を代表とするコンソーシアム(構成員・大旗連合建築設計、さくら設計、安成工務店、合人社エンジニアリング、トラストパーク、巽設計コンサルタント、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、YMFG ZONEプラニング)が事業を担う。維持管理・運営業務に関する指定管理者は、SPC(特別目的会社)「常盤通り未来共創まちづくり」を設立する。
 事業期間、指定管理期間は2046年3月31日まで。