5月20、21日に入札書受付/湯来小中一貫校基本計画/広島市 | 建設通信新聞Digital

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5月20、21日に入札書受付/湯来小中一貫校基本計画/広島市

 広島市は7日、「市立湯来小中一貫教育校(仮称)校舎新築基本計画策定業務」の一般競争入札(入札後資格確認型)を公告した。20、21日に電子入札システムで入札書を受け付け、22日に開札する。湯来地域の小学校3校と中学校2校を統合し、小中一貫校を整備する。2025年度から基本・実施設計に着手するため、24年度に基本計画をまとめる。
 参加資格は、建築関係建設コンサルタント業務の「建築一般」に登録され、総延べ3000㎡以上の小学校、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校の施設整備に係る基本計画策定業務または基本設計の実績など。
 業務内容は、同校校舎新築に係る基本計画策定。施設規模は総延べ約6000㎡を想定している。履行期間は25年3月28日まで。建設地は佐伯区湯来町大字白砂。
 これまで、地域全体の活性化に向けた有効な方策につながる学校の在り方の検討が進められ、地域の小中学校を統合し、1つの小中一貫校を整備することが望ましいとの合意形成が図られ、市に提言書が提出された。
 これを受け市は、保護者や地域団体の代表者で構成される検討会議を地域の窓口とし、教育委員会事務局らと連携し、協議を進めた結果、校舎を新築することを前提に「湯来南庭球場・運動広場・湯来体育館」の敷地に設置することを決めた。新たな学校を整備することで、地域のコミュニティーの拠点とすることを目指すほか、統合に伴い廃校となる学校の跡地などの活用の検討も進める。
 今後のスケジュールは、25、26年度で基本・実施設計をまとめ、27年度に着工し、29年度の完成、30年4月開校を目指す。