28年度に実施設計着手/次期ごみ処理施設整備/高松市 | 建設通信新聞Digital

5月20日 月曜日

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28年度に実施設計着手/次期ごみ処理施設整備/高松市

 高松市は、次期ごみ処理施設整備の事業スケジュールをまとめた。2027年度に造成工事に取り掛かり、28年度から焼却施設の実施設計に着手する。新たな施設は、現在稼働中の西部クリーンセンターが終了する32年度の供用開始を目指す。
 新たなごみ焼却施設は、南部クリーンセンター(塩江町安原下第3号2084-1)隣接地の約4.8haに整備する。処理対象は可燃ごみ、粗大ごみ、破砕・選別残渣(ざんさ)など。炉数は3炉構成で、焼却能力は1日当たり452tを想定する。
 処理方式は、ストーカ式、流動床式、シャフト式ガス化溶融、流動床式ガス化溶融の四つを比較検討中だ。26-27年度に実施予定のプラントメーカー選定時に1方式に決定する。
 市は、西部クリーンセンター(川部町930-1)と南部クリーンセンターを集約化して、次期ごみ処理施設を整備する。関連事業として、南部クリーンセンターの現有施設(破砕・資源化施設)を改造・延命化する。1日当たり破砕46t、資源化23tを見込む。
 基本計画策定支援は八千代エンジニヤリングが担当、環境影響評価等業務はパシフィックコンサルタンツが手掛けている。