江東区の東京医科歯科大職員宿舎/前田の施工で解体/新たな街づくり始動/野村不動産 | 建設通信新聞Digital

5月20日 月曜日

関東・甲信越

江東区の東京医科歯科大職員宿舎/前田の施工で解体/新たな街づくり始動/野村不動産

職員宿舎3棟3万㎡を解体する
 野村不動産は、東京都江東区にある東京医科歯科大学の職員宿舎3棟総延べ約3万㎡の解体工事を、前田建設工業の施工で進めている。解体工期は2025年3月末まで。同大学と野村不動産は、宿舎がある越中島地区の有効活用事業に関する基本協定を交わしており、新たな街づくりに向けて動き出した形だ。 工事件名は「(仮称)門前仲町開発計画解体工事」。解体規模は、3棟総延べ約2万9533㎡。3棟のうち15号棟はRC造5階建て、16・17号棟はSRC造10階建て。いずれも築40年以上たっている。
 23年4月の基本協定書の締結時点で同大学は、事業コンセプトを「トータルヘルスケアfor All Generations~全世代の未病、予防、健康維持・増進に取り組み、QOL(生活の質)向上に寄与する街づくり~」と公表。住宅・商業施設・オフィスのほか、野村不動産の分譲マンション、賃貸シニアレジデンス、商業施設、医療・学童保育施設の設置など、多世代が交流できる街づくりを検討する方針を示している。野村不動産は事業協力者として参画し、24年の事業契約を目指すとしていた。
 開発の対象地は、越中島1-3-31ほかの敷地1万7967㎡。22年8月に土地活用事業者を公募していた。