26年度に6街区着工/9街区は24年秋から新築工事/藤枝駅前再開発 | 建設通信新聞Digital

5月20日 月曜日

中部・北陸

26年度に6街区着工/9街区は24年秋から新築工事/藤枝駅前再開発

 静岡県藤枝市の、藤枝駅前一丁目で計画されている二つの街区の再開発事業が、着工に向け大きな節目を迎えている。
 6街区再開発準備組合(池谷仁志理事長)が進める事業では、市が22日まで都市計画案を縦覧している。9月に都市計画決定する見通し。順調に進めば、2025年度の再開発組合設立と県による事業計画認可を経て、26年度に工事に着手する。
 9街区市街地再開発組合(鈴木健夫理事長)の事業は4月23日付で県から権利変換計画の認可を受けた。5月から土地と建物の明け渡しを順次進め、解体工事に着手し、秋に新築工事に入る。
 6街区では、藤枝駅前商店街の中心に位置する立地を生かした高層ビルを建設し、まちなか居住拠点を形成する。28年度の竣工を目指している。地区面積は0.3ha、施設規模は地上17階建て延べ約1万3000㎡を想定する。低層部に商業施設、中高層部に住宅が入る。
 事業協力者には静岡鉄道、コンサルティング業務はアールアンドディ新建築都市研究所が参画している。
 9街区は、敷地約2160㎡にRC造21階建て延べ約1万6340㎡の高層複合施設建設を計画している。
 高さは約67mで、市内最高層の建築物となる。1、2階に商業施設、3階以上には約130戸の分譲住宅が入る。26年度末の完成を目指す。
 施設建築物の施工を担当する特定業務代行者は鉄建建設、一般業務代行者は穴吹興産・ユーデーコンサルタンツJVが参画している。