
東京ガスと、ソーラーフィルム製造のパワーロール・リミテッド(英国、ニール・スパン代表)は、低コストな次世代ペロブスカイト太陽電池の共同開発契約を結び、日本国内で共同実証を開始した
パワーロールが開発したペロブスカイト太陽電池は、一般的なペロブスカイト太陽電池で材料費の40ー60%を占めるTCO(透明伝導性酸化物)基板の材料となるITO(インジウムスズ酸化物)を一切必要としない独自構造を採用している。代わりに独自の微細構造フィルム上に電極を形成する技術によって実現した。構造そのものを見直してITOを根本から不要としたことにより、「従来技術では難しかった劇的なコストダウンが期待される」(東京ガス)という。
実証では、パワーロールの軽量・低コストな太陽電池を対象に、東京ガスの施工技術による独自の接着工法、分散型電源の導入・運用に関するノウハウを組み合わせる。約1年間、発電性能や耐久性などをモニタリング・評価し、日本の気候・環境条件に即した性能・信頼性の確認と改良につなげる。
このほか、日本での想定用途やユースケースを整理するとともに、社会実装に不可欠な認証制度への対応、日本国内での製造・供給体制(サプライチェーン)の共同構築の可能性についても検討する。
