JR北海道は、札幌駅南口の北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業で建設する再開発ビルの概要を公表した。西1丁目の高層棟と西2丁目の低層棟の2棟からなり、延べ床面積は計約32万6500平方メートル。資材価格上昇や労務コスト増大に伴う工事費高騰の影響を踏まえ、これまでの計画から約6万0200平方メートル縮小する。当初、進出を予定していた高級ホテルブランドも撤退する見通し。低層棟は2027年度から着工し、30年度の竣工を目指す。高層棟は30年度から建設に着手し、34年度の竣工を目標としている。
これまでの計画は、建物一体の整備を前提としていたが、二つの建物を連絡デッキで接続する計画に変更した。
高層棟の規模は地下4階地上34階建て延べ約23万1000平方メートル。高さは約15メートル低い約230メートルに変更した。1階にバスターミナル、地下1階から5階に商業施設、6階と9階から25階にオフィス、27階から32階にホテル、34階に展望施設を備える。
低層棟は地下2階地上11階建て延べ約9万5500平方メートル。高さは約80メートル。1階にバスターミナル、地下1階から10階に商業施設、10階にクリニックモールを配置する。
両棟は連絡デッキで接続することで建物の一体性を高め、歩行者ネットワークを形成する。先行する西2丁目と市営地下鉄東豊線をつなぐ動線を新たに計画することで、まちの回遊性を向上させる。
北海道新幹線札幌駅の改札口が直結する施設としての立地特性を生かし、北海道と札幌の魅力を発信する交流拠点を実現する。
国際水準のホテルや道内外の企業を呼び込む高機能オフィスなど、都市の競争力を強化する機能を導入するほか、道内の魅力を発信する商業施設、展望施設などアメニティー機能により、利用者にとって快適な場を提供する。
また、コージェネレーションシステム(CGS)、地域冷暖房(DHC)を活用し、総合的にエネルギー効率を向上させる。
設計者は日本設計・清水建設JV、特定業務代行者は清水建設・伊藤組土建・岩田地崎建設・札建工業・泰進建設JVとなっている。

