【三菱電機メキシコ】世界初の改修完了/曲線エスカレーター | 建設通信新聞Digital

12月10日 水曜日

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【三菱電機メキシコ】世界初の改修完了/曲線エスカレーター


 三菱電機のグループ会社である三菱電機メキシコは、メキシコの商業施設で、世界初となるスパイラルエスカレーターのリニューアル工事を実施し、10月に完了した=写真。特殊な曲線構造になっていることから、リニューアル工事には設計、製造、設置に専門的な技術とノウハウが求められるとし、今回得た知見とノウハウを次世代へ継承してリニューアルのニーズに応えていく。

 スパイラルエスカレーターは、三菱電機ビルソリューションズが世界で唯一製造している。1985年の製品開発以降、111台を製造した。

 メキシコの都市サンタ・フェに立地する商業施設「リベルプール」で、1992年に納入したスパイラルエスカレーターのリニューアル工事を実施した。主要部品を交換して安全性、信頼性、快適性を高めるとともに、新規機能・意匠を適用して省エネ性、デザイン性の向上を実現した。

 骨組み部分のトラスなど引き続き使用が可能な既存部品を残しながら、解体、設置、調整を行うのは、スパイラルエスカレーターで初めての挑戦だったとしている。

 現存するスパイラルエスカレーターには築造後30-40年を経過したものがあり、リニューアル需要は今後も一定数あると見込む。
 

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