【サンリオ】大分県の屋外型テーマパーク/リゾート化に着手 | 建設通信新聞Digital

12月10日 水曜日

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【サンリオ】大分県の屋外型テーマパーク/リゾート化に着手

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 【九州】サンリオとサンリオエンターテイメントは、大分県日出町にある屋外型テーマパーク「ハーモニーランド」のリゾート化に着手する。現在のランドと隣接地を一体的に再整備し、全天候型の大屋根やロープウエー、リゾートの核となる新たなホテルなどを設ける。初期投資額は約100億円を見込む。

 同ランドは1991年に開業し、2026年に35周年を迎える。24年12月には大分県と将来的なリゾート化を含む包括連携協定を結び、大分空港・杵築駅との直通ラッピングバス運行などのさまざまな観光促進・地域活性化施策に取り組んできた。

 同グループ初のリゾート開発に向け、ランド内で雨や暑さを気にせず1年中快適に過ごせる大屋根、ロープウエーや電動モビリティーなどの円滑な移動手段、新規施設やアトラクションのリニューアル、隣接地で別府湾を一望できるホテル新設などを検討している。

 事業計画の具体化に当たり、国内外から誰もが参加できるコミュニティー「ハーモニーランド未来共創室(仮名)」を新設し、施設や装飾デザイン、移動手段など、構想段階からファンや地元の声を取り入れる考えだ。

 8日にはサンリオエンターテイメントの小巻亜矢社長が大分県庁を訪れ、大分県、日出町とともに立地表明式を開いた。小巻社長は「『天空』をキーワードに誰もが楽しめるリゾートを目指す」と話し、佐藤樹一郎大分県知事は「インフラの整備など連携しながらサポートしたい」と述べて期待を寄せた。

 

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