【多関節ロボット加工機】BIMデータから構造材を一気通貫で自動加工! 前田建設と千葉大が開発 | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

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【多関節ロボット加工機】BIMデータから構造材を一気通貫で自動加工! 前田建設と千葉大が開発

2台のロボットによる構造材の自動加工

 前田建設と千葉大学は共同で、BIMデータから大規模木造建築に使用する構造材を高精度に一気通貫で自動加工する多関節ロボット加工機を開発した。小面積で設置でき、自由度の高い加工も可能となることから納期、工期の短縮と省力化が実現する。
 大規模木造で使用する構造材の加工は大がかりな専用機が必要となり、使用する3次元データも専用規格で用意する必要があったが、今回開発したロボット加工機は産業用多関節ロボット2基と専用の搬送台で構成され、小面積で設置でき、全方位から切削・加工を同時に行う自由度の高い加工も可能。
 使用する3次元データは建築設計で用いる一般的なBIMデータをそのまま利用することができ、建築設計段階のデータを木軸加工段階まで連携させ、大規模木造建築に使用する構造材を一気通貫で自動加工できるという生産革新を実現する。

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