【基本が大切】大末建設が中学生向けにマンション建築現場見学会を実施 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【基本が大切】大末建設が中学生向けにマンション建築現場見学会を実施

 大末建設は13日、同社が大阪市内で施工中の「グランアッシュ天王寺真田山新築工事」の現場で作業所見学会を開いた。ホームズが計画するファミリー向け分譲マンションの建築現場を津市立橋南中学校の2年生16人が訪れ、建設業の仕事内容やものづくりの魅力などを学んだ。

鉄筋作業を見学

 見学会は、同中学校が実施している企業訪問の教育プログラムに基づくもの。プログラムをマネジメントする日本旅行から請け負ったシェアザハート協会の推薦により、建設業を学ぶ企業として大末建設が推薦され、同中学校からの要請で訪問が実現した。
 現場でははじめに作業所の杉村研工事長が工事概要について説明した。その後、6階に上がり、梁の鉄筋搬入や配筋作業を見た後、電気配線の多い内装工事前の1階も見学した。

工事概要の説明

 見学後は多くの質問が寄せられた。「建設業で大変なことは」との質問には、杉村工事長が「皆さんの勉強と同じで、1つずつ基本的なことを積み重ねていくことが大切だ」と話した。見学会を引き受けた理由についても質問があり、逆井勉CSR推進室長が「ものづくりの楽しさやうれしさを感じでもらい、将来、業界に入ってくれる人や興味を持ってくれる人が1人でも増えればと思い、喜んで皆さんと会わせていただいた」と説明した。
 見学会終了後のアンケートでは全員が「楽しかった」と回答。「大きな建物を完成させる実感を自分も味わってみたい」と感想を書いた生徒もいた。
 工事は、RC造地下1階地上14階建て延べ8693㎡、100戸のマンションを建設するもの。設計・監理はNB建築計画事務所が担当。ことし1月に着工、2019年7月の完成を目指している。建設地は大阪市天王寺区玉造元町10-10。JR玉造駅から徒歩5分の好立地で住戸は完売している。現在の工事進捗率は32%となっている。

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